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ブース装飾 6つの秘訣

ブース装飾 6つの秘訣

私が日本最大の展示会主催会社に勤めていた時、多くの海外企業は、主催者が用意をするパッケージ装飾をオーダーしていました。なぜなら、装飾会社とのやり取りも少なく、手軽にオーダーができるからです。しかし、実際に来場者から見ると、他の出展社と比べてとても簡易的に見えてしまい、あなたの会社の魅力を十分にアピールできていないケースが多くありました。

展示会においてブース装飾は、あなたの商品、サービスと同じくらい大切なものです。なぜならあなたのブースの第一印象のほんの一瞬の判断で、話を聞こうか、避けようか決めてしまうからです。 つまり私はできるだけカスタムメイドされたブース装飾お勧めします。それにより、日本の来場者はこう思うからです。

来場者
・ブース装飾が簡易的ではなく洗練されているので、展示会に慣れているのだろう。そのように予算を投じることができるのは、母国では規模が大きく信頼されている会社なのかもしれない。
・ブース装飾で、独自のコーポレートカラーを出しているから、きっと彼らの商品やサービスも他とは違うものを持っているに違いない。日本市場に対する真剣さも感じるから、話を聞いてみよう。

しかし、私はブース装飾を派手にして、お金をかけるべきだと言っているのはありません。下記のポイントを守るだけで、ぐんと来場者を引きつけるブースづくりが可能です。

1.日本語で書かれた看板を用意しましょう

2020年版の国別英語力国際ランキングでは、英語を母国語としない100の国と地域のうち、日本は55位となり、5年連続で「低習熟度」とりました。つまり、日本では英語に親しみを感じている人は多く、英語が書かれているという理由だけで、あなたのブースを避けてしまうということもあります。せっかくのあなたの魅力的な製品やサービスを英語が書かれているという理由だけで見てもらえないのは、もったいないですよね。必ず日本語で書かれた看板やパネルを用意しましょう。

日本語表記に関してお困りの方は、こちらへご連絡ください。 

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2.あなたのサービス/製品の特長を1番に目立たせましょう

来場者は、あなたの商品名、サービス名には興味ありません。 あなたがどんなサービスを提供しているのか、どんな困ったことを解決してくれるのかを知りたいのです。

ここで質問です。もしあなたが暑くのどが渇いてビールを飲みたいとき、どのお店の看板に興味を持ちますか?    

  1. ABCレストラン
  2. ビール販売店
  3. 冷えたビールご用意しています

おそらく③なのではないでしょうか?何故なら今あなたがほしいのは、のどの渇きと暑さを解消してくれる、冷たいビールだからです。 展示会でも同じです。①にようにあなたの会社やサービス名をアピールしても意味がありません。それに興味があって話を聞いてみる方は少ないからです。

②の場合は、あなたが何をしている会社なのかを表すにはふさわしいです。しかし世の中に何千、何万ともあるビール販売店の中で、この表記では差別化ができず、目を引くブースにはならないでしょう。

ではなぜ③が良いのでしょうか?それは、困っていることを解決してくれるブースだからです。人は、まさに自分のニーズを提供してくれる会社に惹かれていくものです。サービスや技術を売り込む展示会では特に、あなたのブースのキャッチフレーズは、あなたの製品、サービスを使うと、どんなことが解決できるのかをアピースするととても大切です。

3.大きな文字で書かれた看板/パネルが必要です

特にテクニカル系、ITの展示会などは、文字情報が多いので、来場者の脳は会場に入ると混乱します。 そのときに先に目に行くのが、大きなものです。 つまり大きな看板/パネルと大きな文字です。3M先からでもよく見える文字の大きさが好ましく、できればB0サイズ(1030mm ☓ 1456mm)や、A0サイズ(841mm☓1189mm)以上の大きさが好ましいです。

またブース内に小さな文字のパネルを貼ると、来場者はわざわざブースの中に入っていかないといけません。たいていの来場者はまだ購入するか分からない状況なので、出展社に長く捕まりたくないと思い、ブース内に入るのを避けるかもしれません。

Poster Size

4.照明計画は念入りに

基本的には暗いブースには人が寄ってきません。あたなも薄暗いパン屋さんに入るのをためらうでしょう。しかし照明がまぶしすぎて、製品やサービスが見えない、または、目が疲れて不快に思ってしまう場合もあります。大切なのは、照明について装飾会社と適切な照明の扱い方をしっかりと議論することです。議論のポイントは下記を参考にしてください。

1.来場者の導線    

 基本的には、来場者から見た方向とおなじ方向で照明を当てるのがよいと言われています。来場者へ照明を当てたりしてしまうと、目が疲れたり、製品/サービスが見えにくいといったこともあるので注意しましょう。

2.会場の照明を事前に把握しましょう

例えば、新設された東京ビッグサイトの東7,8ホールは、照明が特に明るいです。その場合ブース内の照明が明るすぎると、逆効果になるかもしれません。またあなたのブース位置が、会場の照明があたりやすいのかそうでないのかを調べておくことも大切です。これはあなたのブースの位置を装飾会社へ伝えて、想定してもらいましょう。

3. ブースのどこを明るくするのか考えましょう

ブース内全体を明るくするのか、あえてブース内は暗くして、看板や展示物に照明を当てるのか、あなたの伝えたいメッセージや、ブランドを踏まえて、計画をたてましょう。 照明であなたのブースの印象を左右してしまうといっても過言ではありません。照明については積極的に考える時間を設けましょう。                                                                              

5.ブースの間口を広げて、来場者が入りやすいようにしましょう

入り口部分が狭いブースでは、来場者は捕まってしまうようなイメージがあるため、あなたのブースに入るのをためらってしまうでしょう。 特に角ブースを得ることができた場合には、必要最低限の壁や柱のみを用意し、なるべく開放的なブースにすることをお勧めします。

6.製品を手前に置きましょう

なるべく、あなたの製品は前の方に置くのが良いでしょう。奥に置くと、来場者はわざわざ中に入っていかなくてはいけないので、心理的ハードルが上がります。少し興味を持った人でもすぐにあなたの製品を見ることができるように工夫しましょう。 以上が展示会出展の際に、知っておくべきブース装飾の秘訣です。 ぜひ簡易装飾でなく、あなたの会社の製品やサービスを最大限にアピールできるカスタムメイドの装飾に挑戦してみてください。

私たちは、10年以上にわたり、日本最大の展示会主催者として、出展社のサポートをしてきました。もし展示会成功に向けて、下記のことでお困りの場合は、ぜひお問い合わせください。 

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