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- 世界一の綺麗さと機能性!日本のトイレ事情
来日した人の多くが驚く、日本のトイレ事情。それはなぜか?日本のトイレは世界一と言う人もいるほど綺麗、そして驚くほど機能が発達しているからです!一度は体験してみたいと思う、日本のトイレ事情についてご紹介します。
初めて日本に公共トイレが設置されたのは遡ること150年前。当時の日本の明治政府は「放尿取締の布告」があり、罰金が課せられるほど、当時から非常に公衆衛生への配慮に重きを置いていました。
初めて日本に公共トイレが設置されたのは遡ること150年前。当時の日本の明治政府は「放尿取締の布告」があり、罰金が課せられるほど、当時から非常に公衆衛生への配慮に重きを置いていました。
日本人の多くはトイレットペーパーを使って用をたす人が多いですが、温水ウォシュレットは家庭や公衆トイレについていることが多くなってきました。
単に紙で拭くよりもより衛生的に洗えるので、日本だけでなく海外でもファンが増えています。なんといっても、水の強さや温度も調整ができ、乾かすための温風も出る機能があったりします。
他の人と共有するの?と心配に思うかもしれませんが、最近のウォシュレットはほとんど一回一回自動でノズルを洗浄しています。
ウォシュレット機能のボタン。水勢も調整できる
寒い日にキンキンに冷えた便座に座るのは、もはや拷問です。最近の便座はシートヒーターがついているので、ホッと暖かく包んでくれるような優しさで快適に便座タイムを過ごすことができます。
用を足した後に、脱臭機が作動し、次に使う人も快適に入ることができる優れた機能です。
単なる水ではなく、石鹸水で流水することにより毎回便器を洗浄し、より衛生的に安心して使えます。見た目もクリーンになり、清掃員の負担も減らしてくれます。
レバー式のタイプは、前後にレバーを倒すことで「大」「小」に分かれています。ちなみに、「大」は大便、「小」は小便用。ボタンで流水する時も、「大」「小」のボタンで別れていることが多くあります。
日本の小便器エリアはほとんどが個別になっており、横から見えないようになっています。やはり日本ではこういった個別空間を好む人々が多数を占めるんですね。
女性エリアでは、用を足している音が他の人への迷惑にならないよう、流水音をセンサーで流してくれる「音姫」という機器が設置されている場所が多くあります。これもエチケットを重んじる日本の特徴です。
やはり不特定多数の人が使う公衆トイレは、なるべく触れずに利用したいと思いますよね。そんな願いを叶えるトイレが最近増えてきています。個室に入ると自動センサーが働き、便座の蓋が開く→用を足して立ち上がると自動で流水し、最後には蓋が自動で閉まる機能。 これで最大限にハンズフリーで使うことが可能になります。
主に個室には、アルコール液が設置されているところも多く、トイレットペーパーに吹きかけて使用前後にサッと綺麗にできます。 また、便座シートが設置されているところもあります。水で溶けやすい素材でできているので、そのまま流してOKです。
ショッピングモールや駅の公衆トイレなどは赤ちゃんを座らせておける椅子や荷物を置く台が設置されているところが多くあります。これで自分だけでなく、赤ちゃんや買い物袋もきちんと衛生的に保つことができます。重さ制限があることがほとんどなので、間違ってももたれかかったり、座ったりすることはしないでくださいね。
一度にたくさんの人が使うような場所には、一目でどこが空いているかわかるトイレも。これでより待ち時間も少なくなり、快適に使うことができます。
急にトイレで倒れてしまったり、緊急で誰かに助けてもらう必要がある場合に使う、緊急ボタンが設置されている個室もあります。ボタン式や紐を引っ張るタイプも。
体が不自由な人や、手すりが必要な人用に設置されているところもあります。通常のトイレで済ませられる人はなるべく多目的トイレは本当に必要とする人に譲ってあげましょう。
女性は特に、待ち合わせやパーティー前の身支度やお化粧直しをしたいもの。手洗いスペースとは別に、着替えスペースや化粧スペースがしっかりついているトイレも増えてきました。
公園や街中にあるトイレは老朽化しているトイレも目立ってきて、利用者も減ったり、街の景観にも影響を及ぼしてもいるので、渋谷「The Tokyo Toilet」プロジェクトなどで画期的なデザインを取り入れたトイレも出てきています。自治体や団体の取り組みにより、街の人が使いたくなる公衆トイレを増やすことで住みやすい街づくりに貢献しています。
>>> https://www.nippon-foundation.or.jp/who/news/pr/2020/20200805-46948.html
– 禁煙(電子タバコも多分)
– 必ずトイレットペーパーを流そう
– 備え付けのトイレットペーパー以外使わない、持ち帰らない
– 汚くしていい場所 ではないので、次の人に配慮して綺麗にする心がけを
– 洋式トイレは便座に座って用を足そう
– 和式トイレの使い方には注意が必要
最近、公衆トイレが減ってはいますが、ほぼ全ての駅にトイレが完備されていますので、困ったらまずは駅で借りるのが良いと思います。また買い物ついでにショッピングモールやコンビニで借りることもできますが、特に繁華街のコンビニなどでは、酔っ払いやいたずら対策で使えなかったり、使える時間を制限している店舗もあるので要注意。また、公衆トイレによっては最近は有料トイレも一部出ています。(1回100円)
いかがでしたでしょうか?進化し続ける日本のトイレは、もはや用を足すだけの機能を持った場所ではなく、一つの「空間」として非常に重要な位置付けになっていることがお分かりいただけたと思います。たくさんの人が利用するからこそ、マナーやエチケットを守ることが大事なので注意も必要ですが、せっかく来日するなら一つの面白い文化として、いろんなトイレを使ってみてください!